【2024年】おすすめスマホ証券5選徹底比較!新NISAはどこで使う?

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スマートフォンで手軽に資産運用ができることが魅力の「スマホ証券」。運用経験がない人でも手軽に取り組みやすいことで知られています。

しかし、スマホ証券にはさまざまな種類があり、「どこを利用すればいいのか分からない」と悩む人も少なくありません。そこで本記事では、おすすめのスマホ証券を徹底比較していきます。またスマホ証券とネット証券の違いや、メリット・デメリット、口座開設方法についても詳細に解説します。

この記事でわかること
  • スマホ証券とは。ネット証券との違い
  • スマホ証券のメリット・デメリット
  • おすすめのスマホ証券5選【徹底比較】選び方も
  • スマホ証券での口座開設方法
目次

おすすめスマホ証券比較表

スクロールできます
証券会社名PayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券STREAM
大和コネクト証券_ロゴ
取扱商品日本株

米国株

投資信託

CFD
国内株

米国株

投資信託

iDeCo
国内株式

国内ETF

米国ETF
国内株式

米国株式

投資信託

おまかせ運用
国内株式

米国株式
取扱銘柄数179銘柄85銘柄約3900銘柄227銘柄190銘柄
最低
投資金額
1,000円100円100円500円1株~(米国株)
国内株式取引手数料【東京証券取引所の立会時間内】「基準価格」に0.5%を乗じた価格
【上記以外】「基準価格」に1.0%を乗じた価格
【現物取引(単元株)】
毎月10枚の手数料クーポン配布
通常時は売買代金の0.033%(手数料上限660円(税込))
【ひな株(単元未満株)】
手数料相当(0.5%)のスプレッド
【買い】0~1.0%のスプレッド
【売り】0.5~1.0%のスプレッド
【委託取引】55円~1,070円
【店頭取引】0.5%のスプレッド
無料(ダークプール利用時は別途手数料あり)
米国株式
取引手数料
【現地時間9:30~16:00】「基準価格」に0.5%を乗じた価格
【上記以外の時間帯】「基準価格」に0.7%を乗じた価格
基準価格に対して0.7%(最大1.5%)のスプレッド0.495%
(上限:22米ドル)
0.7%のスプレッド無料
ポイント利用PayPayポイントdポイント

Pontaポイント
dポイントSTOCK POINT for CHEER証券のアプリ内ポイント
口座開設まで
最短日数
2〜3週間程度最短翌営業日最短即日翌営業日最短翌日
NISA対応
(※データは2024年2月8現在)

スマホ証券の選び方

スマホ証券にはさまざまなラインナップがありますが、利用先を選定するときは次のようなポイントを比較することがおすすめです。

それぞれどのような点に注目すればよいのか解説します。

取扱商品・銘柄数

証券会社を選ぶ際は、取扱商品が大切な比較ポイントです。特に、スマホ証券には取扱商品を特化しているところも多いため、「自分の投資意向に合う金融商品があるか」という点を必ずチェックしましょう。

また、具体的な取扱銘柄も確認しておくことがおすすめです。スマホ証券では取扱銘柄が厳選されていることが多く、ネット証券に比べると銘柄数が少ない傾向にあります。

「この銘柄の株式を買いたい」と決まっている場合は、取り扱いの有無を事前にチェックしておくことが大切です。

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証券会社名PayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券STREAM
取扱商品日本株

米国株

投資信託

CFD
国内株

米国株

投資信託

iDeCo
国内株式

国内ETF

米国ETF
国内株式

米国株式

投資信託

おまかせ運用
国内株式

米国株式
取扱銘柄数179銘柄85銘柄約3900銘柄227銘柄190銘柄

スマホアプリの操作性

スマホ証券では、スマホアプリの操作性にも大きな違いがあります。どこも「スマホアプリで取引が完結できる」という点は変わりありませんが、取引の流れや画面のデザインはそれぞれ異なっています。

特に、初めて資産運用に取り組む人は、より分かりやすくシンプルな画面で設計されているスマホ証券がおすすめです。実際に使っているユーザーの口コミなどを参考にしながら、操作性に優れたスマホ証券を探してみましょう。

最低投資金額

スマホ証券の利用を検討している人の中には、「少額投資から始めたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。

最低投資金額は証券会社によって異なっており、ワンコインで投資できるところも少なくありません。少額投資から始められるところは心理的なハードルが低く、気軽に資産運用を始められるメリットがあります。

特に国内株の場合は、1株から購入できる「単元未満株」を取り扱っているかという点を必ずチェックしておきましょう。普通、個別株を買うとき各社が定めている単元ごとの購入が求められるため、数万円以上の資金が必要になります。しかしPayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券であれば単元未満株を購入することができ数百円から個別株売買が可能です。

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証券会社名PayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券STREAM
最低投資金額1,000円100円100円500円1株~(米国株)
単元未満株の有無
(国内株)
×

取引手数料

資産運用で効率よく利益を得るためには、なるべく取引コストを低減することが大切です。売買で利益を得ても取引手数料がかさんでしまうと、せっかくの利益が目減りしてしまうためです。

ただし、スマホ証券では取引手数料ではなく、取引価格にスプレッドが上乗せされる形が多く導入されています。スプレッドは間接的に投資家が負担する手数料であり、スプレッドが大きい証券会社はコストの負担も大きくなってしまいます。

よりコストを抑えるためには、どれくらいのスプレッドがかかるのか事前に確認しておくことがおすすめです。

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証券会社名PayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券STREAM
国内株式
取引手数料
【東京証券取引所の立会時間内】「基準価格」に0.5%を乗じた価格
【上記以外】「基準価格」に1.0%を乗じた価格
【現物取引(単元株)】
毎月10枚の手数料クーポン配布
通常時は売買代金の0.033%(手数料上限660円(税込))
【ひな株(単元未満株)】
手数料相当(0.5%)のスプレッド
【買い】
0~1.0%のスプレッド
【売り】
0.5~1.0%のスプレッド
【委託取引】
55円~1,070円
【店頭取引】
0.5%のスプレッド
無料
(ダークプール利用時は別途手数料あり)
米国株式
取引手数料
【現地時間9:30~16:00】「基準価格」に0.5%を乗じた価格
【上記以外の時間帯】「基準価格」に0.7%を乗じた価格
基準価格に対して0.7%(最大1.5%)のスプレッド0.495%
(上限:22米ドル)
0.7%のスプレッド無料

NISA対応

NISA制度の対応もチェックしておきたいポイントです。スマホ証券は手軽に利用できる一方、中にはNISA制度に対応していないところも珍しくありません。

NISA制度は、20.315%の税金が非課税となるメリットの大きい制度です。「非課税制度を利用しながら資産運用したい」、「新NISAを活用したい」という人は、NISA対応の可否を必ず確認しておくようにしましょう。PayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券であればNISA口座

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証券会社名PayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券STREAM
NISA対応

おすすめのスマホ証券5選

スマホ証券にはさまざまな種類があり、「どこを利用すればいいのだろう」と悩むことも少なくありません。スマホ証券はそれぞれ手数料や取扱商品などが異なるため、よく比較して利用先を決めることが大切です。

ここでは、おすすめのスマホ証券を5社紹介していきます。

PayPay証券 | PayPayアプリから簡単に口座開設・運用開始できる

証券会社名PayPay証券
取扱商品日本株
米国株
投資信託
CFD
最低投資金額1,000円
国内株式取引手数料【東京証券取引所の立会時間内】「基準価格」に0.5%を乗じた価格
【上記以外】「基準価格」に1.0%を乗じた価格
米国株式取引手数料【現地時間9:30~16:00】「基準価格」に0.5%を乗じた価格
【上記以外の時間帯】「基準価格」に0.7%を乗じた価格
ポイント利用PayPayポイント
口座開設まで最短日数2〜3週間程度
NISA対応
(※データは2024年2月8日時点)

PayPay証券のおすすめポイント

  • 人気の銘柄を100円から積立可能
  • IPOが1株から申し込める
  • PayPayポイントで株式や投資信託が購入できる

PayPay証券は、国内株式、米国株式、投資信託、CFDなど、多岐にわたる商品を取り扱っており、豊富なラインナップが特徴です。日本株や米国株、投資信託などは、最低1,000円からの購入が可能です。100円から始められる積立投資にも対応しています。

またPayPayポイントを使用して株式や投資信託の購入ができます。1ポイントを1円として利用できるため、ポイント投資から投資を始めるのも良い方法です。

IPO(新規公開株式)の取り扱いもあり、1株から申し込むことができます。新規上場株は上場後に価格が上昇する傾向があるため、投資家にとって非常に人気があります。特に「IPO投資に興味はあるけれども、1単元を購入するのは敷居が高い」と感じている方にとって、PayPay証券は便利な選択肢と言えるでしょう。

PayPay証券はPayPay証券アプリだけでなく、PayPayアプリ内でも利用可能です。普段使用しているPayPayアプリから簡単に口座開設・資産運用を開始できます。

大和コネクト証券 | dポイント・Pontaポイントを使用・貯めることができる

証券会社名大和コネクト証券
取扱商品国内株
米国株
投資信託
iDeCo
最低投資金額100円
国内株式取引手数料【現物取引(単元株)】
毎月10枚の手数料クーポン配布
通常時は売買代金の0.033%(手数料上限660円(税込))
【ひな株(単元未満株)】
手数料相当(0.5%)のスプレッド
米国株式取引手数料基準価格に対して0.7%(最大1.5%)のスプレッド
ポイント利用dポイント・Pontaポイント
口座開設まで最短日数最短翌営業日
NISA対応
(※データは2024年2月8日時点)

大和コネクト証券のおすすめポイント

  • 100円から積立投資ができる
  • dポイント・Pontaポイントを使用・貯めることができる
  • 毎月手数料無料クーポンがもらえる

大和コネクト証券は大和証券グループのスマホ専業証券です。口座開設から取引・資産管理まですべてスマホで完結することができます。

大和コネクト証券では毎日100円から手軽につみたてNISAを始めることができます。売買手数料はすべて無料で、厳選されたファンドの中から選択することが可能です。

またこの積立投資にdポイント・Pontaポイントを1ポイントから使用することができ、そして取引実績に応じてポイントを貯めることもできます。

さらに大和コネクト証券は、毎月10枚の「手数料無料クーポン」をもらえることも特徴です。手数料クーポンとは、現物取引(単元株)や信用取引の取引手数料が無料になる特典です。

通常0.033%の手数料が無料になるため、頻繁な売買を行わない人にとっては低コストで利用できるスマホ証券といえます。

また、余ったクーポンは翌月まで繰り越すことができるので、年間最大120回まで無料で取引を行うことが可能です。取引コストを重視する人は、大和コネクト証券の利用を検討してみましょう。

日興フロッギー | 記事を読んでdポイントが貯まる

証券会社名日興フロッギー
取扱商品国内株式
国内ETF
米国ETF
最低投資金額100円
国内株式取引手数料【買い】0~1.0%のスプレッド
【売り】0.5~1.0%のスプレッド
米国株式取引手数料0.495%(上限:22米ドル)
ポイント利用dポイント
口座開設まで最短日数最短即日
NISA対応
(※データは2024年2月8日時点)

日興フロッギーのおすすめポイント

  • 記事から株式が購入できる
  • 100万円以下の株式買付は手数料無料
  • 記事を読むだけでdポイントが貯まる

日興フロッギーは、株式投資に関する記事を多く公開しており、その記事から直接株式を購入できることが特徴です。記事を読んで興味を持ったらそのまま買付手続きを行えるので、スマホでも手軽に株式投資を行うことができます。

また、100万円以下の株式買付は手数料が無料となっているため、取引コストが安価であることも魅力のひとつです。手数料のかかる取引も500円につきdポイント1pt貯まります。

記事閲覧や投資信託の積立、株の取引き、THEO+docomoの利用でdポイントが貯まります。貯まったdポイントは100ptから3,900銘柄の株やETF、REITが購入できます。期間・用途限定ポイントでも利用も可能です。

「少額投資をコツコツと続けたい」、「記事を読んで興味を持った銘柄を少しずつ買い足していきたい」という人は、大和コネクト証券の利用を検討してみましょう。

CHEER証券 | 米国株が24時間取引可能!

証券会社名CHEER証券
取扱商品国内株式
米国株式
投資信託
おまかせ運用
最低投資金額500円
国内株式取引手数料【委託取引】55円~1,070円
【店頭取引】0.5%のスプレッド
米国株式取引手数料0.7%のスプレッド
ポイント利用STOCK POINT for CHEER証券のアプリ内ポイント
口座開設まで最短日数翌営業日
NISA対応
(※データは2024年2月8日時点)

CHEER証券のおすすめポイント

  • 米国株式が24時間365日取引できる
  • STOCK POINT for CHEER証券で貯めたポイントを株式交換することができる
  • 取引アプリが直観的な操作が可能で使いやすい

CHEER証券では、米国株式が24時間365日取引できることが特徴です。これは、株式市場で直接売買するのではなく、CHEER証券を相手に売買する形が取られているためです。

通常、米国株式の取引は現地との時差の都合上、日本時間の深夜に取引が行われます。そのため、中には「米国株にチャレンジしたいけど、夜中にマーケットを見ることが難しい」と感じている人もいるかもしれません。

しかし、CHEER証券では24時間365日いつでも売買を申し込むことができるので、自分のライフスタイルに合わせて米国株式取引を楽しむことができます。

またCHEER証券では「STOCK POINT for CHEER証券」アプリで貯めたポイントを株式交換することができます。「STOCK POINT for CHEER証券」はクイズに答えるだけでポイントを貯めることのできるお得なアプリで、CHEER証券の口座開設を考えている方は並行して「STOCK POINT for CHEER証券」アプリでポイントを貯めることをおすすめします。

そしてCHEER証券アプリ本体も、直観的でシンプルなアプリで簡単かつスピーディーに取引が可能です。

STREAM | 日本株も米国株も何度取引しても手数料無料

証券会社名STREAM
取扱商品国内株式
米国株式
最低投資金額1株~(米国株)
国内株式取引手数料無料(ダークプール利用時は別途手数料あり)
米国株式取引手数料無料
ポイント利用
口座開設まで最短日数最短翌日
NISA対応
(※データは2024年2月8日時点)

STREAMのおすすめポイント

  • 日本株、米国株の取引手数料が無料!信用取引でも無料!
  • SMART取引でさらにお得に取引できる
  • コミュニティでユーザー同士の交流ができる

STREAMは従来型の株式手数料がいつでも無料です。日本株・米国株取引双方とも無料です。「約定金額~円まで取引手数料が無料」などとしている証券会社が多い中、STREAMは約定金額による制限も全くありません。さらに信用取引の取引手数料も無料です。

またSTREAMのダークプールを利用した取引「SMART取引」では、取引所よりも有利な価格で取引が成立する場合があります。

そしてSTREAMはコミュニティ活動が活発で、ユーザー同士で直接意見を交わし合えることが特徴です。コミュニティでは、株式投資で分からない点を質問できる機能もあるため、初めて資産運用に取り組む初心者も安心です。

また、コミュニティの交流はオンライン上だけではありません。東京や大阪、名古屋では毎月オフラインのイベント「STREAM CAMP」が開催されており、実際にユーザーが直接集って意見交換を交わしています。

初心者から上級者まで幅広いユーザーが集っていますので、ぜひオフラインイベントへの参加も検討してみましょう。

スマホ証券とは?

スマホ証券とは、口座開設、入金、取引、出金などの一連の金融商品の取引手続きがスマホだけで完結するようなサービスを提供している証券会社です。

スマホ証券のサービス提供が始まったのは2018年頃ですあり、ネット証券などと比較するとシェアは低いです。しかし2021年時点で約5%程度の人が、男性10~30代では10%台の人がスマホ証券を利用しており、徐々に利用が広がっています。

ネット証券との違い

スマホ証券と聞くと、「ネット証券とどう違うのだろう?」と疑問を感じる人もいるでしょう。たしかに「オンラインで手続きが完結する」という点では、ネット証券とスマホ証券に大きな差はありません。

ただし、ネット証券では一部の機能がパソコンに限定されていることもあり、すべての機能や手続きがスマートフォンで行えるわけではありません。その点スマホ証券は、スマートフォンからのアクセスに特化しており、操作性機能性が優れていることが特徴です。

手続きはタップや簡単な入力で進められるので、資産運用の経験が浅い人でも感覚的に取引を行えるメリットがあります。

ネット証券と比較したスマホ証券の特徴
  • 金融商品の取引手続きがスマホで完結
  • スマホでの取引に特化していて、取引アプリの操作性・機能性が優れている
  • 100円からなどの少額投資が可能!
  • ポイ活、ポイント投資が可能

スマホ証券のメリット

スマホ証券の利用には、主に次の4つのメリットがあります。

それぞれ詳しく解説していきます。

スマホで手軽に資産運用ができる

スマホ証券の大きなメリットは、スマートフォンで手軽に資産運用ができることです。

資産運用の経験がない人にとっては、「手続きが難しそう」、「取引の流れを理解できるか自信がない」と感じることもあるかもしれません。しかし、スマホ証券は取引の流れが簡素化されているものが多いため、数少ないステップで株式や投資信託を購入できます。

手続きはすべてスマートフォン1台で完結するために、移動時間や空き時間などに手軽に取り組めることも大きなポイントです。

少額投資から始められる

スマホ証券では、少額投資から始められることも特徴のひとつです。

通常、資産運用にはまとまった投資資金が必要となることがあり、それがハードルの高さにつながってしまうことも少なくありません。しかし、スマホ証券ではワンコインから投資できることが多く、投資経験がない人でも気軽にチャレンジすることができます。

「投資を始めてみたいけど、いきなり大きなお金を投じるのは怖い」という人は、少額投資から始めてみるとよいでしょう。

スクロールできます
証券会社名PayPay証券大和コネクト証券日興フロッギーCHEER証券STREAM
最低投資金額1,000円100円100円500円1株~(米国株)

画面がシンプルで分かりやすい

スマホ証券は、スマートフォンでの使用に特化して設計されているため、操作が簡単で直感的に理解しやすいインターフェイスが特徴です。

例えば、株式投資においては、「複雑なチャートを用いて注文をする」というイメージを持つ方も少なくありません。確かに、テクニカル分析を活用した売買方法も存在しますが、スマホ証券の場合、一般的には「買う」や「売る」などのシンプルな操作で取引が可能です。

さらに、一般的な金融商品の取引では専門用語が使われることが多いですが、スマホ証券は特に投資初心者に向けて開発されているため、複雑な手続きや難しい用語に戸惑うことなく、誰でも簡単に投資を始められるようになっています。

厳選された商品から選択できる

東京証券取引所には約3900社が上場しており、一方でアメリカのニューヨーク証券取引所とナスダック市場を合わせると、上場企業は約5700社に上ります。これに加えて、投資信託やCFD(差金決済取引)など、さまざまな金融商品があります。これほど多くの選択肢があると、投資初心者にとってはどの商品に投資すればよいか選ぶのが難しいかもしれません。しかし、スマホ証券を利用すると、人気のある個別株や投資信託などが厳選されているため、選択がずっと簡単になります。

スマホ証券のデメリット

さまざまなメリットがあるスマホ証券ですが、一方で次のようなデメリットもあります。

それぞれ詳しく解説していきます。

取扱商品が限定的

スマホ証券での取引は、取扱商品が厳選されているため、投資初心者にとって選びやすいというメリットを紹介しました。選択肢が限定されていることで、初心者は圧倒されずに済み、投資の世界にスムーズに入っていくことができます。しかし、投資に慣れてくると、より多様な商品に挑戦したいと考えるかもしれません。

ネット証券では、スマホ証券よりも幅広い金融商品を取り扱っています。これには国内外の株式、投資信託、債券、FX、オプションなどが含まれます。つまり、投資経験を積んでいくにつれて、より多彩な選択肢から自分に合った投資先を見つけることが可能になります。

スマホ証券の場合、主に株式や投資信託に焦点を当てており、取扱い銘柄数もネット証券に比べて限られています。これは、特定の銘柄の売買が可能な範囲が狭いことを意味します。そのため、さまざまな商品を取引したい場合や特定の銘柄に興味がある場合は、取扱商品や銘柄数をしっかりと比較して、最適な証券会社を選ぶことが重要です。

本格的なテクニカルトレードには不向き

スマホ証券はスマートフォンから手軽に売買できることを重視しているため、本格的なテクニカル分析などの機能は備えられていません中には成行注文しか受け付けていないスマホ証券もあるので、「狙ったタイミングで売買したい」、「テクニカル分析を習得したい」という人には不向きといえます。

ただし、この点は裏を返せば「初心者でも取引の流れが分かりやすい」というメリットにもなります。「手軽に株式投資を始めてみたい」という人は、スマホ証券での取引が向いているでしょう。

NISAに対応していない場合がある

スマホ証券では、NISA口座に対応していない場合があります。開設できるのは一般口座や特定口座などの課税口座のみとなるため、口座開設の際は注意する必要があります。

「NISA口座で非課税投資をしたい」という場合は、事前にNISA口座に対応しているかどうか確認するようにしましょう。

スマホ証券に向いている人は?

  • 投資を全く初めての方
  • 毎回スマホから取引を行いたい方
  • ポイ活を兼ねて投資をしたい方

スマホ証券は投資初心者の方をターゲットに設計されていて、直観的な操作が可能なアプリを提供しています。また商品が非常に厳選されていて選択コストが小さいです。そのため、投資を全くしたことのない方に非常に向いているといえます。

また、スマホ証券は口座開設から入金、取引、出金など一連の取引手続きがスマートフォン上で完結するようにつくられており、ネット証券と比較するとスマホの操作性が非常に高いです。そのため普段からスマホで取引しようと考えている方にはスマホ証券がおすすめです。

そいてスマホ証券はポイ活を積極的に行えることも魅力です。投資するとポイント還元されるほか、普段貯めたポイントを投資に利用することも可能です。

一方でスマホ証券ではなく、ネット証券の方が向いている方として、本格的な投資を行いたい方個別株や投資信託以外の金融商品に投資したい方が挙げられます。スマホ証券はスマホで取引することを前提に設計されているために、複雑な取引方法や、詳細なチャート情報が省かれてしまっていて、本格的に投資している方には向いていません。またスマホ証券は取扱商品・銘柄が限られている一方で、ネット証券であれば、多彩な商品・銘柄から選択することができます。

スマホ証券の口座開設方法

口座開設の流れは証券会社によって異なりますが、主に下記3つのステップに沿って進められます。

それぞれ解説します

STEP
口座開設の申し込み

まず、スマホ証券のホームページから口座開設を申し込みます。メールアドレスを登録するとURLが送付されますので、タップして口座開設ページに進みましょう。

STEP
必要事項の入力

次に、口座開設に必要な本人情報を登録します。入力した内容は本人確認書類と併せて確認されますので、誤りのないように入力してください。NISA口座も同時に開設したい場合は忘れずに申し込んでください。

STEP
本人確認書類の提出

最後に、本人確認書類を提出します。本人確認の手続きは証券会社によって異なりますが、「写真つきの本人確認書類の提出+顔写真の撮影」が行える場合は、郵送物不要で本人確認が完了することが一般的です。

もし運転免許証やマイナンバーカードがない場合は、健康保険証などで本人確認を行い、後日自宅へ郵送物が送付される流れとなります。

スマホ証券 | よくある質問(Q&A)

最後に、スマホ証券に関するよくある質問について解答していきます。

ネット証券とスマホ証券はどちらがおすすめですか?

ネット証券は、スマホ証券に比べて機能やサービスが充実していることが一般的です。しかし、スマートフォンからのアクセスでは一部の機能が限定されていたり、上手く表示されなかったりすることもあります。

一方、スマホ証券はスマートフォンからのアクセスに特化しており、操作や手続きが分かりやすいことが特徴です。

本格的なトレードを楽しみたい人はネット証券、手軽に資産運用を始めたい人はスマホ証券を選ぶとよいでしょう。

スマホ証券でも新NISAに対応していますか?

新NISAの対応の可否は、スマホ証券によって異なります。本記事で紹介したスマホ証券のなかでは、「PayPay証券」「大和コネクト証券」「日興フロッギー」「CHEER証券」が新NISAに対応しています。

NISA制度の利用を検討している場合は、口座開設の前にNISA口座を利用できるか確認するようにしましょう。

ネット証券よりもスマホ証券の方が手数料が安いですか?

スマホ証券では取引手数料ではなく、取引価格にスプレッドが上乗せされる形が一般的です。そのため、取引の際はスプレッドを考慮したうえで売買のタイミングを検討しなければなりません。

一方、ネット証券の中には国内株式や外国株式の手数料を無料としているところもあるため、手数料だけを比較するとネット証券の方が安価に利用できる傾向にあります。

スマホ証券のデメリットを教えてください。

スマホ証券のデメリットは以下の3点が挙げられます。

  • 取扱商品が限定的
  • 本格的なテクニカルトレードには不向き
  • NISAに対応していない場合がある

スマホ証券は投資初心者の方を対象に設計されているので、取扱商品が限定されていたり、取引手法も限られています。一方で直観的な操作が可能になっているために、初心者の方にとってはメリットになるといえます。

スマホ証券 | まとめ

スマホ証券は、スマートフォンで手軽に株式や投資信託を売買できることが特徴です。口座開設から取引、出金まで一連の金融商品取引の操作をスマホだけで行うことができます操作や手続きもシンプルで分かりやすいように設計されているため、「資産運用は難しそう」と感じている人でも手軽にチャレンジすることができます。

新NISAに対応しているスマホ証券も多く、中には、ワンコインで始められるところもありますので、まずは少額投資から始めてみるのもよいでしょう。


<本書面の取扱に関する留意事項>
・本書面は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為および行動を勧誘するものではありません。
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記事執筆者

ALLマネー! 編集部

監修者 
若本 康夫
海外大学院でMBA(経営学修士)取得後、大手証券会社にて勤務。
退職後ファイナンシャルプランナーとして独立し、現在は資産形成を中心とする記事執筆にも携わっています。
証券会社勤務の経験を活かし、暗号資産やNFTなど新しい領域も含め幅広くカバーしています。
■保有資格:証券アナリスト、IFA(資産アドバイザー)、FP(ファイナンシャルプランナー)

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